長野県 フィッシングランド鹿島槍ガーデン
こんなに釣れていいのか!夏の山上エリアトラウト!!

Angler  柴 光則+先輩方

立秋とは名ばかりの連日の厳しい暑さ、皆さまお元気でしょうか? こんな暑い中、避暑もかねて、長野県は安曇野に位置する、鹿島槍ガーデンに行ってきました! 関東の平地にある管理釣り場が、水温の上昇で休業状態になっている中、ここ安曇野の管理釣り場は、山からの湧水を引いており、水温もトラウト達が好む冷水で安定しています。水の中に手を入れてみると、予想以上の冷たさ。これならば真夏でも高活性のトラウトが期待できる!今回で鹿島槍ガーデンは2回目。春先に連れと来た時は、2日間やりこんで釣歴10年以上の僕が惨敗という結果、イマイチまだ相性がつかめない釣り場である。今回は幼い頃からの釣り仲間の先輩と釣行となった。

ここ鹿島槍ガーデンは、大きな3つのポンド(池)と渓流釣り場からなる、大規模な管理釣り場で、雑誌の全国管理釣り場ランキングで第1位に輝くほどの人気エリアでもある。ここの売りはなんといっても、ブラウントラウト。山からの湧水と、特別配合餌で育ったブラウンは、とにかくデカイ、それでもって引きがすごい。あとは紺碧のようなアルビノも個人的には狙いたいところ。

ともあれ、スタートフィッシング、午前中は一番下流に位置する、3号池で釣ることにした。先輩はルアーだが、僕はフライフィッシングでトライしてみることにする。ここ最近、管理釣り場はほとんどフライオンリーともいえる程に、自分の中でこの釣りは流行りである。

まわりのアングラーを見るに、全くといってよい程釣れていない様子。そんな中、先輩がいきなりブラックバス用のトップウォータープラグ(タイニートピード)を投げ始める。 「こんな渋い状態、そんなルアーで釣れるわけないじゃん(笑)」とひやかしていたら。あら、いきなりレインボートラウトがバイトしている…。これには少々驚いたが、魚はどうやら水面に意識が向いているようである。これをヒントに、僕は水面に浮かぶドライフライを試すことにする、結んだのは大好きなエルクヘアカディス!軽くロールキャストして、水面にフライが落下した瞬間にバイト!いきなり大物の予感、しばし引きを堪能して上がってきたのは両型のレインボートラウト!いきなり60cmアップとは、楽しすぎる! その後もドライフライで入れ食いが続く!ワンキャスト・ワンフィッシュ状態となり、しかも型は全て50センチ以上、渓流用の3番フライロッドを使用していたためか、右手が痺れるくらい。もちろん先輩もトップウォータープラグ(タイニートピード、クリークポッパー)で両型をキャッチ。もう飽き飽きするくらいに釣って、昼休みをとることにした。

午後からは、一番上流にある、1号池でトライ。ここの池、前回に来た時は、良型を視認できたものの、口を使わないだろう…という先入観から敬遠していたエリア。太陽も真上に昇り、厳しい時間帯に突入した。ここでセレクトしたのも大好きなエルクヘアカディス。KFCシニア会の赤羽さんに教えて頂いたダブルフォールもなんとか修得できてきた今日この頃、ロングアプローチで池の中心にフライを落とす。で、いきなりバイトかと思いきや、フックセットにいたらない!その後も、フライを見にくるものの直前で見切られ、ターンされる状況が続く。やはり下の池に比べると、明らかに魚は渋い状況。水が3つの池の中で最もクリアウォーターであるせいか、魚は目を使うことができるようだ。フライのサイズを14番まで落として、エルクヘアカディスで再度トライ、するといきなりバイト!今度は上手くフッキングが決まる!も、さすが鹿島槍、大型の魚によって30メートル以上巻いてあった3番フライラインはたやすく引き出され、ランニングラインまでいたる始末。腕が痺れる中、あがってきたのはこれまた70アップのブラウントラウト!デカイ。どうやらタックル選択を誤ったようである、このエリアは5番以上のロッドがベターだろう。その後も、ほぼ入れ食い状態、池の中央は警戒心の薄い魚が集まっており、そこへ上手くフライやルアーを投入できればバイトがある。ルアーでも水面を意識したアクションでx30を試してみるが、同じく反応があった。先輩も前述のルアーで70cm近くのブラウン多数、僕もアルビノニジマスを含む、それはもう数え切れないぐらいに魚を追加して、ストップフィッシングとなった。

釣り人というのはワガママなもので、釣れすぎると「面白みにかける」、釣れないと「楽しくない」とう思ってしまう。こればかりはどうしようもないワガママのようである。

 
鹿島槍のアルビノ、他のエリアトラウトのアルビノよりも赤い?   夕まづめにエルクヘアカディスで1本
 
ラインが引き出されて走り回る…   やっと寄ってきたと思ったら…もう勘弁してくれ!


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