神奈川県鶴見川

鯰のトップウォーターゲーム

Angler 市毛、多田、中川、(金森、柴)

テストも佳境の7月25日、我慢できずに行ってしまいました、そう、ナマズの夜釣り! テストなんか余裕だぜ、と息巻いて釣行に出動したのは2年生の3人組。ナマズに定評のある多田、 情報弱者市毛、武田信玄大好き中川(通称たけしん)です。今回は多田の提言で鶴見川に攻め込んできました。

釣行当日は16時に町田SANSUI集合。ベテランの柴さんからアドバイスをいただきながら合宿の準備をし、暗くなるのを待ってから釣行に出向く予定であった。だがしかし、いきなりハプニング発生。バイトで集合に遅れていた市毛から多田へメール、「っしゃ!横浜SANSUI着いたぜ!」・・・ん?横浜?おい、市毛、集合場所間違 ってるぞ、デジタルディバイドが発生しているようだ。

その後、情報弱者の市毛もなんとか鴨居で皆に合流。そう、みんなにごうりゅう。みんなに・・・みんなに?あれ、 2人しかいないぞ?柴さんいないぞ?「ナマズ気持ち悪いけど釣りに行こうよ(笑)」と言っていた柴さんがいないぞ? どうした、と多田に聞くと、柴さんは体調不良のため自宅に帰宅し…、とのこと。 いや、それ、ぜんぜん元気じゃん(笑)、と3人で談笑しながら夕食をとる。気がつけば外には夕闇が広がっている。 ナマンチュ(”鯰人”)多田からGOサインが出て、ここから釣行開始となる。

まずは多田が過去に実績を持つポイントから釣り始めることとした。使用するのはノイジー系のトップ。岸辺に立つ前に多田が足元を調べるが、反応は無し。中川(通称たけしん)と市毛も河岸に降り、キャスト開始。岸際の浅瀬をゆっくりと引いてくる。カポ・・・カポカポカポ・・・カポ、ボフッ!出た!が、のらない。カポ、 ボフッ。カポカポ、ボフッ、ボシャン!!っっっきた!ここ!うしゃー!のった!市毛の一発目に水面を割る豪快なバイト!と、同時に竿が曲がる曲がる、根元から三日月。手元に伝わる、すさまじい重さとパワー。しかし、市毛、この日使用しているのがエリアトラウト用のタックルという、またしても情報弱者ぶり全快の展開( 笑)多田が網を構えているが、流れの中で暴れるナマズは想像以上に手強く、ドラグ鳴りっぱなしで魚が寄ってこない。少し寄せては離されの格闘を数分繰り返した後、はたと動かなくなる。竿を動かしても反応なし。バレて根がかりか。と思った瞬間、急に凄まじいトルクでラインが引きずり出される!まだバレてない!てゆうか デカイじゃん!?と思いながら格闘するも、ラインブレイク。魚を確かめることはできなかった。

その後も様々にポイントを変え、攻め続ける。ぽつぽつとバイトは続くものの、フッキングには至らず。たけしん(中川)もルアー初心者ながら鋭いキャストを繰り返す。うん、普通に上手い。これは夏の合宿が楽しみだ、と考えていると、多田が最初のポイントに戻ってみようと提言。なるほど、ファーストバイトからいつの間に か2時間が過ぎている。散ってしまった魚達が戻っているかもしれない。

最初のポイントに戻る。市毛がラインブレイクしたポイントを今度は多田が攻める。が、出ない。たけしんと市毛は多田から少し離れた所でキャスト。バイト。のらない。またキャスト、バイト、のらない、を数回繰り返す。おもしろい。多田くんごめんねーと言いながら、たけしんとニヤニヤしていたところ、「出た!」と多田く ん。おっ、やっとそっちも出たか、ニヤニヤ。・・・!いや?よくよく見ると多田の硬い竿が三日月になっている!多田の体も三日月になっている!(笑)やばい、長身の多田が三日月のけぞりする、これはデカイぞ、と網を持って多田に駆け寄る2人。かなり強いタックルのはずだが魚が寄ってこない。これは本流まで逃げられた ら終わる、と必死に格闘する多田。激しい攻防の末、ランディングに成功。多田、発狂。丸々と太ったその魚体はパッと見ただけでも大きい。60では納まらない、70あるか?測ったところ68センチと、70まで惜しくも及ばず。だが十分なビックフィッシュだ。多田、再び発狂。

この後、秘境のインレットを発見。凄まじい回数のアタックを経験するが、いずれものらず、納竿の時間となった。結局釣り上げたのは多田の1匹だけであったが、トップへ出るナマズのあの激しいバイト。釣り上げられずとも十分に満足感のある釣行であった。フィールドも身近であり、ナイトゲームが主のため講義後に行けると いう好条件。この先もナマズ釣りは我々のブームとなりそうだ。

現実に戻り、帰りの電車の中でテストの恐怖に駆られたことは言うまでもない。




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